少額訴訟で裁判所行ってきた
昨年の11月に通勤途中に車で物損事故を起こし、その時は任意保険を使うことでとりあえず車の修理をしました。が、相手方が10(相手):0(こちら)という責任割合に納得いかないらしく「8:2だろ!」と言ってきたので、任意保険の会社が原告として責任割合10:0を目指し今回(保険会社が勝手にw)少額訴訟を起こすことに。勿論私は裁判なんて初めてです。
保険会社が雇った弁護士が主に話を進めていくので、準備などはあまり必要ないものの、全く意志の疎通無しでは少額訴訟とはいえ問題があります。よって法廷の前に弁護士事務所にて作戦会議。色々細かく聞かれたものの、今回は私用車の事故にしては珍しく、ドライブレコーダーという動かぬ証拠があるため、どのくらい攻めれるかは予め決めていた様子。交差点の事故だったのですが弁護士曰く「9:1とれればいい方じゃないかなぁ」だそうで。
その後、法廷開始時刻ちょっと前に地方裁判所に移動。『第三法廷兼審尋室』という部屋で審議開始。まぁ少額訴訟に過ぎないので場所自体は円卓に椅子が9個あるだけの普通の部屋でした。
実際の流れ
裁判官一人と、司法委員二人の立会のもとに、原告の訴えを確認
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被告の訴えを確認
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事件のあらましを確認
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何についての判断に重点を置いて審議するか確認
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物的証拠確認
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被告側が一時的に退出して原告側審尋
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原告側が一時的に退出して被告側審尋
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裁判官が判決と共に和解案を出す
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和解or決着or再訴
な流れ、ただ今回はドライブレコーダーの映像があったためほとんど審尋は無く、かなりのスピード解決。責任割合の方も似た判例があったらしく95:5で原告側納得、被告もしぶしぶ納得で審議終了。40分くらいしかかからなかったんではなかろうか。
終了してみて
95:5と原告側勝利な判決だったものの、結局100:0じゃなきゃ俺の等級は下がるんだよ!…ということで個人的には微妙。まぁ1回で決着ついたから良しとするべきか。今回は大きな証拠があったり、似た判例があったため95:5で決着がついたが(まぁこれより下は100:0しかないだろうが…)より微妙な結果になりそうな事例だった場合は裁判官への心象が大事だとも思った。被告側が当事者つれてこなかったり、審議中にあろうことか携帯鳴らしたりした時の冷たい視線と言ったら…もしかしたら被告側が即効で折れたのにも何か不適切な態度が関係してたのかと疑いたくなった。