2007-01-01から1年間の記事一覧
――出会えてよかった。 あなたと同じ夢を見ることができて、よかった。 鏡に映る花のような、水に浮かぶ月のような、儚い夢でも。 いつか、目覚めがくるとわかっていても。 あらすじ夏休みのある日。遠子先輩から突然電報で呼び出しをくらった心葉。訳もわか…
「お嬢さん、神様の家に遊び*行きませ*か?」 「かみさま?」 「そうです。神のハウスです」 「いったことないですよ?」 「とても楽し*ので*よ」 「どんなぐあい?」 「お菓子をもら*たり、名前をつけてもらっ**できるそうですな、かくいう私のサー…
10月分の売り上げ報告…まぁ支払い最低額までいってないから今月も繰越だなーと思っていたら Amazon アソシエイト・プログラムを 10月ご利用いただきありがとうございます。このたび2007年10月の紹介料のお支払い手続きを開始いたしました。あなたのアソシエ…
東京で集まる用事があったので、空き時間を利用して密かに行ってきました。 ってもっと早く書いとけば良かったんだけどね…滞在中はそれ所じゃなかったし、帰ったら帰ったで荷物解いて寝るだけだし、これだから地方は! 東京国際展示場は通過したことは何回か…
「以前、先生がこんなことを言っていたわ……『宇宙とは決定論的か否か』って」 「けってーろんてき……?」 「うーん、難しい言葉だったかな?簡単に言うとね、この世で起こるいろんな出来事はあらかじめ決定されているのか、それともまったく予測できないもの…
「じゃあ、親しみをこめて渾名をつけるとか」 「渾名……?」 「僕の存在を一言で表すような、ぴったり似合う渾名を考えておくれ!」 「ニート……?」 「いや、うん、渾名はやっぱりやめよう――そうだなぁ、僕と亜砂里ちゃんはほら、家族みたいなもんだから、こ…
「佐伯、せんせい」 「ふん。まったく、……、余計なこと、してんじゃ、ないわよ」 あらすじ【虚軸】に関連した一連の事件が終わり、一ヶ月半程が過ぎた。 そして今日は待ちに待った狭間学園の文化祭。硝子と友人達は議論の末、晶のクラス・二年三組の『TS喫茶…
しめたとばかり、留美華は舌で唇をちろっと舐めた。 そしておもむろに、もったいぶるように、靴を脱ぎ、続いて膝上まである長いソックスを脱ぎ捨てる。 裸足になった両足を組むと、琴也に見せつけるように右足を伸ばした。 「どうですか?わたくしの足」 ゆ…
「もし戻ってこなかったら――」 「その時は、おれが金を出しておまえさんの店を借り切る。あいつらへのせめてものたむけにひと晩中騒いでやるさ」 「もし戻ってきたら?」 「決まってる」 「あいつらが金を出しておまえさんの店を借り切る。勝利を祝してみん…
Bフレッツを申し込み、先日開通しました。 前のアパートではADSLで18Mbps程出てて特に不満なく使えていたので、まぁ実家でも大丈夫だろうと思っていたらなんと1Mbps。ニコニコ動画ですら読み込みに時間かかっちゃうぜ。屋内配線が複雑なのとか理由はあるもの…
「悪魔なんか…いるわけない。魔法なんか、使えない。男の子が――無駄に死んだだけ……何の、意味もない」 「そうかもね」 「でも。捧げてしまったのだから」 「誰に何を言われても、女の子は魔女なの」 「魔女だから」 「魔女だから――人間よりも強いのよ。人間…
■角川スニーカー文庫 1日 イマジン秘蹟 2.人でなしの恋 本田透 イラスト:文倉十 デビルズ・ダイス 1の目 神はサイコロを振らない いとうのぶき イラスト:佐嶋真実 ミスマルカ興国物語I 林トモアキ イラスト:ともぞ レンズと悪魔 VI魔神応報 六塚光 イラス…
「泣いてるのか?」 「泣いてないわよ。ただちょっと、その。――ええと、これもまだ中継されてるの?」 「ああ。何かいいたいことはあるか」 「ええ、っと」 「うん。ええと、ひとことだけ」 「みんな、ありがとう!」 あらすじアリスの兄・アーサーの計画に…
「それより、お前こそ久々の名詠でもう息が上がっとらんか?」 「吐かせ。ワシはまだまだここからだ」 「……背中、預けて良いかな」 「無論。老いたりとはいえ、今の若者に恥じぬ名乗りをあげたいものだ」 『――上等、それでこそ我が生涯の友よ!』 なにこの超…
「あなたは一人でいたい――臆病だから」 「あなたはみんなを観察する――寂しいから」 「本当は誰かに自分を見つけてもらいたいのね……そこだけは、私の友達と同じ」 「あなたは誰にみつけてほしかったの?」 あらすじ夜の駅前の噴水広場の片隅、小さな机で占い…
「いい態度だ。しかし必ず私の道理の前にひれ伏す」 「道理など知ったことか。私には自分の道があるだけだ」 「威勢がいいな」 「ここが武林の分かれ道」 「悔い改めるなら今しかない。やり合うのなら、覚悟を決めろ。私はお前のような悪人に手加減はしない…
「……弾くの、楽しい?」 「うん、まあ。弾きたい曲がだんだん弾けるようになるのはけっこう楽しいよ」 「そう」 「ギター楽しくないの?」 「全然」 「楽しくないならやめればいいのに」 「あなたも死ねばいいのに」 あらすじ海岸沿いにある粗大ゴミの投棄場…
「押し倒して欲しいのか?」 「やってみなさいよ」 「何それ。まさか隠しナイフ?」 「携帯スタンガンよ。スイッチを入れると針が伸びて、そこからコンデンサーで蓄電した電流が流れるシステム。試してみる?」 「いいよ。しまえよ。」 「いいじゃない、試し…
「先生は、自分が人生墜落中だって気づいていますか?」 あらすじテロリストの凶弾に倒れたメイゼル。仁は彼女の命と引き換えに《協会》の走狗となり、地下都市の殲滅に向かう。 だがそれは仁が《公館》に反旗を翻すことを意味していた。仁を罰するべく差向…
……心の準備はできていたのに。って、別に準備なんてしていないわ。仰向けに寝ていたのはいつもどおりのことだし、確かに歯磨きの回数と時間がいつもの倍くらいだったけれど、それはただの虫歯対策よ。 リップだってただの乾燥対策。最近ちょっと乾燥気味だっ…
■角川スニーカー文庫 1日 アンダカの怪造学VIII Every DayDream 日日日 イラスト:エナミカツミ コードギアス 反逆のルルーシュ STAGE-3- SWORD 岩佐まもる イラスト:木村貴宏 toi8 ムシウタbug 6th.夢恋する咎人 岩井恭平 イラスト:るろお レンタルマギカ…
確実にBGMは素晴らしいこのシリーズ。仕事が半ドンだったので帰りにCD屋でフラゲ。購入したら特典でライナーノーツ増補版っぽいものを貰う。通常のライナーノーツと合わせてもケースには収まる程度の厚さ。ポスターとかもらってもしょうがないので、こういう…
「でも、わたしは――あの大空襲の焼け跡から始まったのですよ?」 たまたま画像があったので あらすじ『火葬国風景』 昭和33年、師走。 最愛の妻・露子を亡くした三流小説作家の甲野八十助は話のネタを探し街を歩いていた。その折、彼は街で見覚えのある人物…
「責任ひとつ取る度胸もないというのに、なぜそこにお座りになっ―」 「――市民のケンカで皇帝が責められる国がどこにある」 「こ……」 「ハイネルオーブたる貴様に免じて、特別に私の見解を教えてやろう」 「この私こそが、学園そのものだ」 あらすじ欧州の小…
優しくしてやる。 死にたくなるくらいに、優しく。 優しさはいつまでも心に残るから。激しい罵倒よりもずっと長く、ずっと残酷に。 覚悟して。。 優しくしてやるわ。 あらすじ『雨の檻』 ある惑星を目指して航行中の宇宙船の中。免疫不全のため無菌室から出…
「八歳もサバ読んで、なんにもできないふりして、井上を引き止めて、甘えて、縛りつけて、苦しめて、それで満足なのっ!あんた、やっぱり最低だっ!」 「指も満足に動かせないやつが、いつもさらさらの髪で、きちんとした格好して、いい匂いさせて――!お、女…
「インディアンが嘘つかなかったのは昔の話。いまは平気でつく。勝利のためならば一億でも二億でも。敗者は嘘を口にする権利さえ奪われるのだから。ついでに言うと、隻眼のセドナの話はイヌイットのもの。私たちの神話じゃない」 あらすじ灰谷亜美夏。本場の…
「それに、もっといいことがあるの、知ってた?」 「は魔法をかけることができるの――相手が望めばね」 「望む相手に魔法をかけたら、どんないいことがあるの?」 「セックスがよくなるのよ――レイチェル」 「まぁ」 「それに、あたくしは血をほしがる母の嗜好…
「女同士なんて、ヘン?」 「……ぇ……、え……?」 「やっぱり、ヘンかな?」 「ぁ……と、べつに、ヘンとか…………、そ……いうことは……」 「本当に?」 「……っ……」 「あらあら……大胆ですわね……わたくしの眼の前で、背徳的な行為に及んでしまいますの…………?」 「部長っ…
「あ、そうだ。私、あなたの名前聞いたことがなかったわ。教えてくれないかしら?」 「は?わたくしの名前ですか?」 「言いたくなかったら、聞かないわ」 「いや、ぜひ聞いてください。わたくし、ゼパン=ルーベスと申します」 「ゼパン……さんね。ちゃんと、…