「武林クロスロード」
「このレイ・シュンライ受けて立とう。ただその前に、お前に一つだけ言っておく」
「なんだ」
「ここが武林の分かれ道」
「ここで退くのがそちらの身のためだが、戦(や)り合うのなら覚悟を決めろ。私は相手が美女でも手を抜くということを知らない」
あらすじ
武侠。それは一騎当千にして国をも揺るがす、無双の拳士たち。邪悪な朝廷の圧制に、人々が苦しむ時代。少女道士・リョウカは母の遺言に従い世界を変える力を持つ『双天武王』を目指して旅に出る。山中で山賊に襲われ危難に陥ったリョウカは、偶然にも一人の武侠を蘇らせた。彼女こそはレイ・シュンライ―かつて反乱軍を率いて朝廷を苦しめた、最強の武侠だった。彼女を師と仰ぎ旅を続けるリョウカ。訪れた鉱山都市で彼女らは民衆の解放運動に巻き込まれるが―sneg
正にエロス&バイオレンス。あとややグロ。公式での作品紹介を地で行く作品。
エロシーンは
- 眼鏡っ娘がふたなりであることに気づいた女拳士がフェラ⇒セクース。
- 眼鏡っ娘と女拳士のセクースを覗いた女軍師が召使の少女に身体を慰めさせる。
- 眼鏡っ娘が気功を練る鍛錬中に女拳士が乳首を責め、フェラ&パイズリ。
- 女軍師が相談に来た眼鏡っ娘をフェラ⇒そのままバックでセクース。
- 女拳士の妹分が手下の女の子3人を同時に犯す。
- 女拳士に敗れた女将軍、媚薬を塗られて半日ほど放置される⇒4P
戦闘シーンでの四肢切断、内臓が飛び出るのは日常茶飯事。女軍師は両手を切断されてたり、カニバリズムもあったりとこの深見真容赦せんッ!!な感じ。エロ・グロ展開はメインでは決してないが、それでもこれは中高生向けじゃないだろ…常識的に考えて。
押絵も全く違和感なく作品に合っています、作者もあとがきで「今回の押絵は最高」と語っております。が、この内容ですから…察してください。なんとなくTheガッツ思い出した。
意外とお話はしっかりしてる、が…
と、エログロ方面ばかり気になる本作ですが意外に本筋も普通に読めるデキだったりします。テンポも良いし文章も特に問題無し。台詞回しや登場人物の造詣等ちゃんと武侠小説の体面は保っていると思うんですが…本場の武侠小説もこんなエロ展開多いのだろうか。まぁあとはこの雰囲気に適応できるかどうかということで…エロ自体は悪くないんだが自分にはハード過ぎました。お話自体は普通レベルなのでエロ要素を許容できるかどうかが評価の分かれ道。エッジの効いた創刊ラインアップの中でもトップクラスに浮いてて「レーベル違うんじゃね?」(二次元の間tgi)とも思えるこの作品。この方向性で次巻も出すことができるかどうかが非常に気になる所。
■感想リンク■
武林クロスロード 深見 真 小学館 2007-05-24 |