ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団

新作も発売になり今が旬のポッター5作目。昨日(7/20)から封切りなのだけど、実は14〜16の先行上映で観ていたり。恒例のレイトショーなのですが客の入り具合はぼちぼちといった所(劇場の2/3程度)。大作らしくまずまずの混み具合ではないでしょうか。今年の夏はこれとトランスフォーマーかなぁ。


あらすじ

ホグワーツ魔法学校の5年生に進級したハリー。だが、ある日普通の人間の前で魔法を使ってしまい、あわやホグワーツ追放という所まで追い込まれてしまう。それはヴォルデモートの復活を頑なに否定し、ハリーを邪魔に思う魔法省の大臣・ファッジの陰謀であった。ダンブルドア校長のおかげでハリーは処罰を免れるが、ホグワーツでハリーを待っていた物は彼のヴォルデモート復活の証言に対する周囲の疑惑の眼差しであった。孤立していくハリー。更に、ダンブルドアの台頭とヴォルデモート復活の噂が広まる事を良しとしない魔法省はホグワーツに派遣教師という形でスパイを送り込む。スパイによりホグワーツでの自由が奪われていく中、ハリーはロンやハーマイオニーらと有志で密かに"ダンブルドア軍団"を結成し、授業で禁止された闇の魔術に対する防衛術の実践を始めるが―


ストレートすぐる

原作未読で鑑賞。
「アズカバンの囚人」までは原作も読んでたのだけど。「ハリー・ポッター」シリーズが面白いのって、個人的には純粋なファンタジーに若干のミステリ風味というかそんなのが効いてるからだと思うのですよ。何でもありのファンタジーと制限の中で物事を考えるミステリ要素が上手く同居してるのがこのシリーズが単純なファンタジーで終わらない点。
と、いうわけで純粋な夢溢れるファンタジーを期待していたわけではないので今作のダークなお話それ自体は無問題。問題は展開がストレート過ぎること。ストーリーは気になるのでまぁ楽しく鑑賞できてはいたものの最初から終わりまでで1回も「な、なんだってーーーー!」と思うこと無しにEDまで辿り着いてしまった。残念。神秘部突撃前の会話で「何のことやら?」とかいいつつ今回もスネイプ先生が美味しいところを掻っ攫って行くのかと期待してたら言葉どおりにスルーしてたし!原作でも同じ展開だとは思うがそこまで言葉通りでいいものなのか。
このシリーズの映画は「秘密の部屋」まではいい味出してたのだがそれ以降はびみょん。


かわいいよルーナかわいいよ

ヒロインなはずの我らがハーマイオニーの出番が更に減った今日この頃皆様いかがお過ごしでしょうか。
何故か前作「炎のゴブレット」から東洋系の少女・チョウと急接近したハリー、今作ではキスシーン等もあったりしましたが正直「このカップル駄目だ…なんとかしないと」と思うのは自分だけでしょうか。前作の舞踏会でハブられたとか色々あったわけですが、ハーマイオニーとは今までの積み重ねがあったハズなのにそれを超越してチョウとくっついた心情が理解不能。キスの後の仲良し3人組の会話でのハリーのプレイボーイ的発言もあいまってどうにも素直に祝福できない雰囲気が。ぶっちゃけハーマイオニーの方が可愛r
そして今作から新たなヒロインが登場。「おかしなラブグッド」("Loony" Lovegood)ことルーナ・ラブグッドが参戦。
演じるは14歳の新人イヴァナ・リンチ嬢。俗に言う電波、不思議ちゃんなのですがこれがもう超ハマリ役で可愛いのですよー。綺麗な金髪で声もキュート。エマ・ワトソンには悪いが現段階ではハーマイオニー以上の逸材と言わざるを得ない。見た目もさることながら、ハリーが周囲から孤立してる時に一人理解を示してくれてたり、チョウよりよっぽどこっちの方が恋人として適役だと思うがどうか。かわいいよルーナかわいいよ。今後の進展が気になる所ですが、原作ではもう明らかになってんですよね…。死者二人に含まれてないことを望む。
0545010225Harry Potter and the Deathly Hallows (Harry Potter 7)(US)
J.K.Rowling Mary GrandPre
Arthur a Levine 2007-07-21