「きさま、ただのメイドじゃないな?」 「はい。誰が呼んだか存じませんが、わたくしの通り名は――」 葵は、襟の飾りボタンを外し、開いてかざした。 「メイド刑事!」 「さ、桜の代紋……」 「きさま、警察の密偵か?」 「いいえ、そうではございませんわ」 「…
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