「あたし、雪むすめの気持ちなんて、やっぱりわからないよ」 でも、と菜々の声が小さくなる。 「溶けてしまってもいいと思う温もりとか、あるみたい……」 「そんなのない」 「あるよ。この胸の内で、ずっと、消えることなく灯り続けている。あたしには消すこ…
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