木ノ歌詠

「幽霊列車とこんぺい糖 メモリー・オブ・リガヤ」

「こんなところで、お昼寝?」 「昼寝っていうか、待ってたの」 「ふーん、何を?」 「電車」 「来るはずもないのに?」 「幽霊鉄道なら、来るかもしれない」 「でもね、そんなところで待ってたら轢かれてしまうよ?」 「それが目的だから」 「おかしな子だ…