「らき☆すた-らき☆すた殺人事件」

「おっ、2Pカラーの白スクとは通ですなぁ」
「ちっ、違うわよっ!決定ボタンを間違えたんだってばっ!別に好きで選んだんじゃないんだからねっ」
ツンデレだ』
『なんというツンデレ


あらすじ

こなたたちは学校帰りに立ち寄った書店で殺人事件に遭遇した。
血飛沫飛び散るエレベーターに残された物言わぬ被害者。だがこれは事件の単なる序章に過ぎなかった。
現場に残されたレアトレカと同人ゲームの示す意味とは――


何故に殺人事件

いや…流石にこれは…駄目だろ。


目の前で人が殺されてるのにトレカに執着するこなた
人が何人も殺されたのに全く葬儀が行われない+管轄外の警察が捜査してる
とかはまぁオチがオチなので置いておいても微妙。
ミステリとして見た場合はトリックが稚拙過ぎて問題外。世界観的に最初っからオチも想像つくだろうし。
原作準拠のコメディとして見た場合は、独自のゆるゆる感が分量的に殺人事件の割を食ってるのであまり楽しめず。(本が)薄いし。
結果として殺人事件ネタだったので、つまらないプチミステリ+少ない原作準拠のコメディと残念な結果に。キャラ同士の掛け合いとかは悪くなかったんで、いつ殺人事件ネタになったかは知らないがその企画からして間違いだったのでは、と。単純なコメディなら著者ももっと結果出せたのではないかなぁと思った(秋桜は面白かったのですよ?)。『ひまチャき』はデキいいらしいし。
いっそのことオチ無しあとがき無しの方が衝撃的だったりして。

4044712034らき☆すた―らき☆すた殺人事件 (角川スニーカー文庫 183-3)
美水 かがみ 竹井 10日
角川書店 2007-08-31