2007年下半期ライトノベルサイト杯
2007年下半期ライトノベルサイト杯に投票します。
今回は結構ギリギリだ…
新規作品部門
そばかすのフィギュア (ハヤカワ文庫 JA ス 1-4) 菅 浩江 早川書房 2007-09-21 |
復刻版+αなので新作じゃなかったりするのだが…内容は素晴らしい。女性らしく心の温かみを感じさせる稀有なSF。
幽霊列車とこんぺい糖―メモリー・オブ・リガヤ (富士見ミステリー文庫 67-3) 木ノ歌 詠 富士見書房 2007-10 |
下半期百合大賞。少女と少女の歪んだ関係が直球ド真ん中ストライク。
みすてぃっく・あい (ガガガ文庫) (ガガガ文庫 い 3-1) 一柳 凪 弧印 小学館 2007-09-19 |
これも百合っぽいが実際はそうでもなく。リアルに夢の中というか、全編に漂う不可思議な雰囲気が魅力。
カッティング ~Case of Mio~ (HJ文庫 は 1-1-1) (HJ文庫 は 1-1-1) 翅田 大介 も ホビージャパン 2007-06-30 |
主人公が大人過ぎるのがどうしても気になるんだが。
シリアスな恋愛物って意外に少ない気がするので。自傷をお題にしつつ、結末までしっかり描ききっているのも好印象。
ドアーズ 1 (1) (角川スニーカー文庫 46-18) 神坂 一 角川書店 2007-08-31 |
神坂一なめてました。
既存作品部門
“文学少女”と慟哭の巡礼者 (ファミ通文庫 の 2-6-5) 野村 美月 竹岡 美穂 エンターブレイン 2007-08-30 |
今期の既存作品部門ではこのシリーズが最強か。水妖よりはこっちが好み。
クジラのソラ 4 (4) (富士見ファンタジア文庫 159-5) 瀬尾 つかさ 富士見書房 2007-11 |
中盤以降「う〜む」といった感じもあったものの、それら全てを吹き飛ばす最終巻。ジュブナイルかくあるべし。お疲れ様でした。
人類は衰退しました 2 (ガガガ文庫 た 1-2) 田中 ロミオ 山崎 透 小学館 2007-12-19 |
鉄板でしょでしょ?
円環少女 6 (6) (角川スニーカー文庫 153-8) 長谷 敏司 角川書店 2007-11-01 |
これはもうライトじゃねぇよ。
れじみる。Junk (電撃文庫 ふ 7-15) 藤原 祐 メディアワークス 2007-12-10 |
8巻だと消化不良気味なので真の最終巻たるこちらで。
鬱とほのぼのの割合とか絵師さんとかほどよい巻数とか色々とバランスが取れているシリーズだと思います。これも完結お疲れ!
既存部門の鉄板ぶりに驚く。…ほとんど迷わなかったもの。
新規は結構票が割れるんじゃないかなぁと予想しつつ結果を待つ次第。