ハリー・ポッターと謎のプリンス

ここ1〜2週間くらい民放が画策してハリポタウィークを展開してたようだが、ぶっちゃけ賢者の石とあとなんか一つやれば十分で残りは余計だった気がするんだ…
まぁなんだかんだ言ってシリーズを続けて観ている映画+海外では「シリーズ中でベスト作品でないか?」と言われてるらしいので特に予定も無かったこともあり早めに観てきましたよ謎プリ。公開されてから初の週末ということもあって劇場の埋まり具合は7割程度と田舎にしては上々。これだけ埋まってると話題作りの為って言っても水曜から上映する必要があったのか甚だ疑問ですが!


あらすじ

ヴォルデモートの驚異が人間界にも迫る中、いち早くそれを察したダンブルドア校長はハリーを連れ、ホラス・スラグホーンの元へと向かう。彼はかつてホグワーツで教鞭をとっていて、あろうことかヴォルデモート卿―トム・リドルが師事していた人物でもあったのだ。彼とトム・リドルの関係に何らかの秘密があると睨んだダンブルドアは、彼をホグワーツ魔法学校に復帰させハリーに周辺を探らせようとする。一方その頃、ホグワーツ内ではドラコが不審な動きを見せ始めていて―


キャラ寄りの作りに感じた

海外の人、大丈夫ですかー?これがベストですかー?とまず思った。全く面白くない、つまらない、というわけでは断じてなかったのだが、面白く感じたのが迫力あるアクションシーンやらストーリーじゃなくて登場人物同士のラブコメやら掛け合いに「おいおいw」と脳内突っ込みをいれる部分が大半だったからだ。クライマックスに向けての準備章ということもあるだろうが、今回ってストーリーを進めることだけに集中して他の要素を全部捨て去れば40分くらいでいける!…ような気がする。それで150分あるのだから、どんだけ枝葉末節(かつ、無くても困らない部分)まで描写してんだよwというお話だったのさ。
最初から思わせぶりなスネイプ先生。不思議ちゃんぶりを遺憾無く発揮(するけど本筋には絡まない)するルーナ。ハーマイオニーの谷間に、恋の病にかかって有頂天なロン等等…ここまでお話を追ってきてるのならば、微妙に反応せざるを得ないシーンが盛り沢山。ハリー、ハーマイオニー、ロン、ジニー+1の(結構どうでもいい)三角四角関係のラブコメとか「ちょwwwwおまwwww」とか発言したい気分に容赦なくさせられます。一つ前の作品の、どうにも重い雰囲気はちょっと苦手だったので今回は楽しかったと言えば楽しかったのだけど…これは素直に「面白い映画だった!」とは言えないかな。最後に重大な秘密が明かされて「俺達の戦いはこれからだ!」な結末もその傾向に拍車をかけていたと思いました。
個人的には、賢者の石>秘密の部屋>炎のゴブレット>謎のプリンス>以下略な感じで。最終作である死の秘宝は2010年11月と2011年10月の上下で公開されるみたいです。
B002AQTCWYハリー・ポッターと謎のプリンス [DVD]