6月の新刊まとめ

角川スニーカー文庫 1日 15日


角川ビーンズ文庫 1日


コバルト文庫 1日

  • 伯爵と妖精 情熱の花は秘せない 谷瑞恵 イラスト:高星麻子
  • 三千寵愛在一身 天宮の舞姫 はるおかりの イラスト:由利子
  • 狼と勾玉 〜髪に輝く月露を飾り〜 本宮ことは イラスト:ス・タンリー
  • 鏡の国の仮面舞踏会 山本瑤 イラスト:明咲トウル
  • 贅沢な身の上 ときめきの花咲く後宮へ! 我鳥彩子 イラスト:犀川夏生
  • 身代わり花嫁は竜に抱かれる 乙女の純潔をあなたに 香月せりか イラスト:野田みれい
  • 検非違使庁物語 姫君の妖事件簿 ふたご姫の秘密 長尾彩子 イラスト:椎名咲月
  • ラズベリーキスで目覚めて くちづけは一度でじゅうぶん二度するな 彩里美月 イラスト:石川沙絵


HJ文庫 1日


■POWERS BOX 2日

  • 自殺者の森 Suicide Forest 円山まどか イラスト:hakus


ティアラ文庫 3日

  • シークレット・ローズ 伯爵の甘い唇 ゆりの菜櫻 イラスト:早瀬あきら
  • しあわせな恋のはなし 館山緑 イラスト:坂本あきら
  • ファム・ファタル 熱砂の恋歌 花衣沙久羅 イラスト:サマミヤアカザ


スマッシュ文庫 8日

  • 彼女を言い負かすのはたぶん無理2 うれま庄司 イラスト:しらび


星海社文庫 9日


電撃文庫 10日


ハヤカワ文庫JA 10日 25日


GA文庫 15日


星海社FICTIONS 16日


一迅社文庫 20日


一迅社文庫アイリス 20日

  • はなかおる -淵国五皇子伝- 古戸マチコ イラスト:鳴海ゆき
  • あやしの恋 螺鈿の君と春雷の怪(仮) 月本ナシオ イラスト:サカノ景子
  • 海上ミスティア 白き女神と悪夢をつむぐ王 梨沙 イラスト:凪かすみ
  • 犬神様かもっ!?(仮) 榛乃綾子 イラスト:文月ナナ
  • 白の竜と紅の花嫁(仮) 永野水貴 イラスト:薄葉カゲロー
  • 籠の中のアリシス(仮) 鷹村コージ イラスト:睦月ムンク


富士見ファンタジア文庫 10日 20日


■富士見ドラゴンブック 20日


朝日ノベルズ


スーパーダッシュ文庫 24日

  • ニーナとうさぎと魔法の戦車3 兎月竜之介 イラスト:BUNBUN
  • とわいすあっぷっ!2 阿羅本景 イラスト:蔓木鋼音
  • 大革命!! バトルレジスタンス 最果てのイージス 樹カナタ イラスト:くろきり
  • テンプテーション・クラウン2 雪野静 イラスト:ゆーげん
  • 物理の先生にあやまれっ! 弐号機 朝倉サクヤ イラスト:pun2
  • 獅子は働かず 聖女は赤く あいつ、真昼間から寝ておる 八薙玉造 イラスト:ぽんかん(8)


MF文庫J 24日


C★NOVELSファンタジア 24日

  • 華国神記 奪われた真名 九条菜月
  • 邪眼の魔術士 赦状のザハト3 夏目翠 イラスト:萩谷薫


ルルル文庫 24日

  • NOTTE(2) 弓束しげる イラスト:サカノ景子
  • 幽霊伯爵の花嫁 宮野美嘉 イラスト:増田メグミ
  • 鬼のみた夢 -吉原夜伽帳- ミズサワヒロ イラスト:カズアキ


メディアワークス文庫 25日


ファミ通文庫 30日


幻狼ファンタジアノベルス 30日

  • 六人の兇王子 IV 〜ヴァレージの都〜 荻野目悠樹 イラスト:鹿間そよ子
  • ブラッド・スパート -罪人たちの仮面劇 六塚光 イラスト:オンダカツキ


講談社BOX 30日

エンジェルウォーズ

300やウォッチメンザック・スナイダー監督の最新作。しかも今をときめくスフィアが吹き替えを担当!監督とスフィア両方のファンである私がこれを見ないわけにはいかない、ということで封切り翌日に観てきました。
封切り翌日の土曜、しかも一部からの注目度はかなり高いとのことで予約無しだと不安だったのですがチケット購入の段階で埋まってる席は6席程おいィ?…まぁ最終的には10数席埋まってましたがそれでも…


あらすじ

義父に妹を殺した罪をなすりつけられたベイビードールは、精神病院に入れられ、暗い現実から逃避するために鮮烈な想像の世界を作り出す。義父の陰謀により5日後に実行される予定の彼女のロボトミー手術。だが彼女は、生きて帰るという意思を捨てることなく、自由を求めて戦うことを決心する。ベイビードールを筆頭に、辛口な性格のロケット、スマートなブロンディー、恐ろしいほどに気高いアンバー、そして素っ気無い性格のスイートピーが集結。5人の女性たちは、バーチャル兵器を駆使してサムライや悪魔が襲いかかる幻想的な戦いに挑んでいく。この驚くべき想像の世界の中で謎の賢者の援助を受け、もし成功すれば彼女たちは自由を手に入れる事ができる。しかし、彼女たちは生き残るために何を犠牲にするかという決断に迫られる―


どうしてこうなった!

売春宿を舞台に5人の女性が脱出計画を建てる→脱出には5つのアイテムが必要→エロダンスで気を引いてる間にアイテムゲットだぜ→ダンスを踊ると何故かはじまる異次元美少女アクション…が大体の展開な辺り、「どうしてこうなった!」というか「どうしてこんなの作ろうとした!」と言いたくなる気持ちはわからんでもない。私も最初にEDまで観たときは一瞬そう思った。が、監督の目指していた物が現代版で「マシンガンを持った『不思議の国のアリス』」ということならこれは正しくスナイダー監督の映画。不思議の国がゲーム的闘争の世界に、夢の世界が幻覚や著しい妄想の産物とすれば構図的には合っているし、毎回全力で一つのテーマを愚直に表現してきたスナイダー監督らしい作品には違いない。
が、一旦決めたテーマを完全に表現できたとしても、それは面白かったかということと同義ではないのも事実。アクションシーンのやりたい放題っぷりは素敵だし、見栄えもする。ベイビードール達の脱出計画が上手く成功するのか?というかここは精神病院じゃなかったのか?等の気になる点もあり最初から最後まで興味を失わずには見れた。よくよく考えると素直な事実ではあったが、ちょっとした驚きもあった。けど最後まで観た上で「面白かった?」と聞かれると返答には困る。行動の結果が微妙にリンクしているとはいえ、ダンスと共に始まるアクションシーンがストーリーと完全に独立してるのが問題に思えた。妄想中の妄想とかそれは(物理的な魅せ場ではあっても)お話的には完全に蛇足じゃないのかなぁ。ロボトミー執行=夢からの目覚めという形式を重視してお話を進めるなら売春宿だけを舞台にしてやったほうがストーリーを語る上ではわかりやすかった気がする。(そうすればベイビードールのエロダンスも見れるしな!)
お話全体の構図を理解してどんな意図でこの作品を作ったのかきっちり考える人か、美少女のアクションシーンを純粋に楽しめる人、スフィアファン、辺りには結構お勧めかもしれないが、それ以外だと結構微妙じゃないかなーと思う。少なくともウォッチメンレベルを期待してると裏切られる、ような…


スフィア的には寿美菜子戸松遥は台詞の数的に優遇されてた感じ。人妻は主役の割に…という気がしないでもないが。残り二人はそれほど喋らなかったが、演技は個人的には良かったと思う。特に愛生ちゃんは心配してたが、全然大丈夫だったw 役的には微妙な感じだがスフィアの面々より甲斐田さんや深見さんの方が長台詞多くて印象に残ったりも。


B004KD5TQISucker Punch
Various Artists
Watertower Music 2011-03-22

B004G099HKSpring is here【限定生産盤】
スフィア
アニプレックス 2011-03-16

劇場版 マクロスF 恋離飛翼〜サヨナラノツバサ〜


封切りしてから丁度1ヶ月くらい経ちますが、本日26日から映画を見るとカットフィルムプレゼントが先着順であるらしいので、丁度休みの日だったこともあり盛岡まで観に行ってきました。
観客の入り具合は朝一の回で30〜40人程度。大体観たい人は既に見ている+そんなに被害無かったとは言え震災後の朝一でこれだけ入るとはフィルム効果パネェっす。


←貰ったフィルム
ランカちゃんのアップだが表情が見えないので微妙な感じ…よくわからない背景や得体のしれないバジュラじゃなかっただけまだマシか


あらすじ

西暦2059年。新天地を求めて銀河を航海する移民船団“マクロス・フロンティア”は未知なる重機甲生命体“バジュラ”の襲撃を受けるが、S.M.Sの命懸けの死闘、シェリルとランカという2人の歌姫の力により交戦は終了した。
それから数ヵ月後…。スターへの道を駆け上がるランカ・リーと、死を予感しながらそれでも高みを目指すシェリル・ノーム。2人の少女の間で、早乙女アルトバルキリーパイロットとしての成長を遂げつつあった。だが、永遠と思われていた平穏な日常は長くは続かなかった……。


マクロスは基本劇場版見とけばおk

マクロスは劇場版の編集の仕方が上手なのでTVシリーズを全部見なくても映画観れば大体おk、な感じは今までもあったのだが(7以外)その伝統は健在だった。今回の劇場版はそもそもTV版とはストーリーが違うんですがそれでもエッセンスは上手く取り入れてあった、的な。2クールあったTV版と比べると使える時間は確実に短いはずなのにテンポよくストーリーを展開できていて、かつTV版にも(存在自体が?)無かった過去のアルトとシェリルの遭遇シーンとかが追加され尺の短さを感じさせない構成は流石の一言。TV版見ないでイツワリノウタヒメから見た人も特に問題なく楽しめるだろう。…BDでレンタル開始してからとかならともかく劇場まで来る人でそんな人は少ない気がするが。
イツワリノウタヒメの時は(使い回しは予想よりかなり少なかったんだけど)TV版と次第に分岐していくストーリーの最初の方とあってお話自体に既視感があり、その影響で新たな驚きは少なかった。だが、今回は最初から最後までほぼ新しいお話なのでTV版を視聴済みでも文句なく楽しめた所はイツワリノウタヒメと一番異なっていた所だと思う。あと、サヨナラノツバサで改めて面白いと思ったのが登場人物のとってきた行動と今までの事件の経緯は違っていても舞台設定自体は同じという所。このおかげでTV視聴組には舞台装置が似たようなシーンでも「こんな展開に入るんだ…」というちょっと穿った楽しみが増えた。これは前編でも同じ条件だったのだけど、イツワリノウタヒメは流石にそこまでTV版との差は無かったので…


そして劇場版だけあって継続してサービス精神は満点。
・ストーリーを展開させるだけでも結構厳しいはずなのに、相変わらず使える場面には「これでもか!」とばかりにライブシーンを詰め込んできやがる。
・えっちぃサービスシーン担当が定着してきたグレイスさん17歳。今回は裸マントを披露。ストーリー上の扱いもTV版より改善されてて良かったね。
今回の目玉は待望のアルト姫の女装シーン。しかもゴスロリ。なんか終盤の緊迫感溢れる展開がアルト姫に全部もっていかれた感すらw
・ゲスト参戦的な扱いで統合軍の援軍でYF-19を駆っていたあの人っぽい人が出てきたりしてましたが、ちゃんとスタッフロールに名前が載っててちょっと嬉しかった。時代が違うんじゃ…と思ったけど40ちょいならまだ現役、なんだろうか。
・見事なトライアングラーですね(by杉田)
あいつ、歌舞いてやがる!


映像と音声のクオリティは流石の劇場版クオリティで文句なし。ストーリーもイツワリノウタヒメで種を撒くのに徹していた分だけ、今回でしっかり実をつけていて前回より明らかに面白い(前後編二つ合わせて1本の作品なんだからそりゃそうなんだが)。TV版を見てると更に楽しめるが、映画版から視聴しても最後まで問題なく理解はできるだろう。マクロスシリーズの劇場版として手堅いデキだと思う。
ただ、結末は結構賛否両論あるだろうな…TV版の「俺達のトライアングラーはこれからだ!」よりは進展してる気もしなくもないが、あの結末は進んでると言えるのかどうか…

B004CH96C0放課後オーバーフロウ
ランカ・リー=中島愛 ランカ・リー=中島愛 feat.シェリル・ノーム starring May’n
flying DOG 2011-01-26

塔の上のラプンツェル

先週末は連休だったのだけど墓参り以外特に予定が無く、かつ遠出しようにもガソリンの供給状況も危うかったので無料券の期限が3月末ということもあり予告を見てちょっと気になってたラプンツェル観てきました。
節電や計画停電の影響で映画館の営業時間も結構短くなってたり休みとかあるんだろうなーと考えたものの、遅い時間のレイトショーが無くなったくらいで然程変更は無し。営業自体も13日の昼からやってたみたいで割と映画館頑張ってた。こういったご時世だからこそ映画みたいなお手軽な娯楽は必要ですね。
で、ディズニー・クラシックス記念すべき50作品目のラプンツェルの客の入り具合は…なんと自分含めて7人w7人の侍ってレベルじゃねーぞ…封切り二日目くらいだよな?この作品。映画館自体は割と混んでたものの、ほとんとがプリキュアドラえもんの観客だったというオチで一つ。


あらすじ

ある王国の森の奥深くにそびえる高い塔に、ラプンツェルという少女が暮らしていた。ラプンツェルは18年間、育ての親であるマザー・ゴーテルから、塔の外に出ることを禁じられていた。と、いうのもラプンツェルの髪には若返りの不思議な力があり、ゴーテルはそれを利用して若さを保っていたためだ。しかし外の世界に憧れる彼女は、自分の誕生日が来ると遠くの空に現れる、無数の灯りの正体を知りたがっていた。
ある日、城から王冠を盗み出した大泥棒フリン・ライダーが、衛兵に追われて森へと逃げ込んだ。追っ手を振り切った先で塔を見つけたフリンは、壁をよじ登って侵入するが、すぐにラプンツェルの長い髪に捕らえられてしまう。ラプンツェルはフリンを解放する条件として、彼に「灯り」が現れる場所まで案内させることにする。
ゴーテルの言いつけに背いて塔の外に出たラプンツェルは、初めて見る世界に胸を躍らせる。一方、塔に帰ってきたゴーテルは、ラプンツェルがいなくなったことに気づき、慌てて彼女を捜し始めるのだが―


いい意味で普通に面白い

最近のCGアニメはピクサーの独壇場だったけど、本家ディズニーもやればできるじゃないか! カーズやらトイ・ストーリー3やらヒックとドラゴン(他社だけど)程の完成度…には流石に及ばないが十分に面白い。シンプルなお話で展開も予測の範疇なのだけど、いい意味でそれを含めてエンタメに徹していて素直に楽しめる、いい意味で普通に面白い映画でした。
ストーリー自体は、グリム童話版ともおとぎ話版とも違うある意味ではオリジナルストーリー。塔とか結末の展開とか(もちろん長い髪とか)色々エッセンスは抽出してあるけど、前提条件とか途中の展開とかかなり違う。かなりシンプル。色々エログロ展開な童話版はもとより、おとぎ話版よりシンプルなお話。だが、シンプルとはいえ基本的なお話の流れがしっかりしているのでアニメとして見れば大きな不満は無し。別にミステリとか観てるわけじゃないしな。特にラプンツェルが旅に出る動機付け→一番盛り上がる『あの』シーンへの関連性がしっかりしてたのは好印象。ただ、原作準拠とも言える終盤のあのシーンは前フリとかなかったのでちょっと安直かもなぁ…とは思った。死ぬ死ぬ詐欺。勿論それを見越した高度なジョークという可能性もあるわけだが。
あと、ミュージカル風の演出が多いのが気になった。最初は「別にミュージカル観に来たわけじゃねぇぞ…」とか思ってた。が、意外にしっかりと(特に中盤以降は)登場人物の心情に関わる物が多くなっていったので、延々とストーリーを丁寧に追っていくよりはこちらの方が画面に動きがあって良かったのかもと考えを改めるに至る。おとぎ話版をそのまま映画にするとマジ動き無さそうだし。シンプルなストーリー構成で時間を確保しその部分にミュージカル風のシーンを入れるという構成は結果的には成功していたと思う
技術的…というか見た目的な点でもラプンツェルは洋モノCGアニメにしては可愛いほうだし、3D上映も髪の動きとか含めてよく頑張ってた感。3Dにした意味がよく考えればなかったアリスインワンダーランドの時と比べるとかなり向上。まぁ、普通に2Dでも特に問題はない気がするが…


おとぎ話原作らしくシンプルなお話ながら手堅く纏まった構成と、エンタメ要素溢れる場面展開によりお子様から大人まで素直に楽しめる作品。すげー面白い!ってわけではないが、特に大きな不満は出てこないんじゃないだろうか。
そして観る前は意識してなくて後から気づいたのだけど、これお得意のプリンセス・ストーリーの一つなのね…確かに『髪長姫』だ。プリンセス強調すると観客が偏るということであんまり意識させない広告展開させたらしいけどそれは正解かもなー


4480770313決定版 完訳グリム童話集〈1〉
野村 ヒロシ Bruder Grimm
筑摩書房 1999-10

B004HA5ACW塔の上のラプンツェル オリジナル・サウンドトラック
(オリジナル・サウンドトラック)
WALT DISNEY RECORDS 2011-03-09

「魔よりも黒くワガママに魔法少女は夢をみる」

「今さら言い逃れなんてひどいです。あんなことまでしておいて……」
「あ、あれはその、仕方なくだったんだから。陽守の痛みを和らげるために――」
「痛みを……?何でキスをすると和らぐんですか?」
「いや、あれ?何でって……あれ?痛み消えてなかったの?」
「はい。だって、痛かったですし」
「でも、初めては痛いものと言いますし、――る、瑠奈さんのお気持ちは、それはそれで嬉しくないわけでは……」
「……あの、陽守?」
「か……勘違いしないでくださいね!?私はあくまで責任を取っていただきたいだけで……!」


あらすじ

高校生になってまで魔法少女のアニメを観てる「以外は」普通の女の子の望月瑠奈。学校からの帰りが遅くなったある日、瑠奈は近道をするために通った公園で魔界の王子と名乗る黒い喋る馬・オロバスと遭遇する。「ボクと一緒に戦ってください!」→「いやお前が滅べよ」速攻で申し出を断る瑠奈。だがそこにオロバスを狙って神族が襲来。否応なく戦いに巻き込まれた瑠奈はオロバスが持ってきた魔装儀甲を使うハメになって―「瑠奈さん、今日から『慟哭屍叫セレンディアナ』です!!」


色々な要素てんこ盛り

第12回えんため大賞特別賞の新人さん。今が結構旬な感もある魔法少女ネタ+タイトルの略し方に惹かれて購入。『魔ママ魔』とか素敵じゃん?
魔法少女+バトル物+グロ+ライダー+百合 と書くと最近話題の何かに似てる気もするが実際に読んでみたら全くそういうことはなかった。…あっちはグロというか欝な気もするが。瑠奈とオロバスの適当な性格と、あくまで軽く描かれている微グロ描写のせいで全体的にはコメディ風味で最後まで気楽に読めた。ネタ的には色々な要素があって飽きずに楽しめる
が、気楽にというかバリエーション豊かな元ネタってのが影響してか最後まで読んでも特別「ここが凄い!」と言える所が無かったのも事実。コメディ的に面白いシーンもあったし、バトル展開も頑張って描いてると思うし、百合百合しいシーンも美味しゅうございましたが、それぞれがそれなりの質と量に収まっていて突出していないために全体としては非常に素直なライトノベルという印象で止まっているように感じた。
続編があるのなら内容をもっと何かに寄せた方が面白くなるような気がする。個人的には吸血百合寄せだったら歓喜。あと展開自体はオーソドックス+絵にすると映えそうな場面が多いのでアニメ化とか向いてるんじゃないかなー。
4047270784魔よりも黒くワガママに魔法少女は夢をみる (ファミ通文庫)
根木 健太 kino
エンターブレイン 2011-02-28

東北沖大地震

昨日のお昼過ぎ、職場で勤務中に地震がきた。水曜にも地震があったのでその類かと思っていたら揺れは前回の地震より強目(と、いっても震度4くらい)で、加えてかなりの長時間に渡って揺れていた。そしてある程度時間が経ってから(4程度で)まさかの停電。
停電の影響でまず電子天秤と分包機が使用不能に、そして無停電電源装置でしばらくは動いていたレセコンもついに落ちた。その後、門前の病院から「今日はこれで終りにします」という連絡がきたので薬局自体は終了。だが、他の病院から施設への臨時の薬の配達の依頼が。錠剤や目薬は問題なく出せるのだが、散剤はこの状況では秤量自体が不可能でどうしようもなかったので、同じ成分量で錠剤を1錠ずつ粉砕して手で分包して事無きをえた。秤量も電子天秤だと停電時は本当にどうしようもなくなるのでアナログな天秤セットか、多少精度落ちてもいいので電池で動く電子天秤を準備しておく必要性をちょっと感じた。


幸いにして自分の住んでる地域(青森県津軽地方)は停電以外にはガスも水道も普通に使え、特に目立った被害は(内陸部は)無い様子。他の地域の情報を知る前は停電も震度4程度なら2時間もあれば復旧するだろう…と思っていたが、車でラジオを聞いたりスマホで色々な情報を眺めて考えを改めた。どうやらかなり広範囲に渡って大規模の揺れがあり大元の発電所自体が軒並み止まってしまっているらしい。一晩は電気無しを覚悟する必要があるな…と思ってたら案の定今朝(12日)の7時くらいに自宅付近は復旧。だが、職場の周りはまだ停電中だったので調べてみたら県内の1〜2割程度しか復旧はされてない、家の周りはかなり早かったようだ。まだ昼なので復旧はさらに進むだろうが、これは今夜も(この地方の一部で)停電の人がいるペースのような、気が…。
電気が無くても使えるストーブや電池、それにすぐ食べれる食料を求めてスーパー、コンビニ、ホームセンターも軒並み大盛況。コンビニは昨日の段階で品切れを起こして営業してない店もあったり、スーパーは中に入るまで1時間+レジ待ちで1時間という状況もちらほらと。焦りすぎのような気がしなくもないが、ライフラインは全部復旧しても、高速道路が通行止めで商品の入荷遅れるとかあるからかねぇ…

5月の新刊まとめ

角川スニーカー文庫 1日 25日


角川ビーンズ文庫 1日

  • GOSICK III -ゴシック・青い薔薇の下で- 桜庭一樹 イラスト:武田日向
  • モンスター・クラーン 悠久の盾 結城光流 イラスト:甘塩コメコ
  • レッド・アドミラル 新艦長は嵐を誘う 栗原ちひろ イラスト:榊空也
  • 宮廷神官物語 書に吹くは白緑の風 榎田ユウリ イラスト:カトーナオ
  • 風読みの巫女とはぐれ退鬼師 恋月夜の儀式 遠沢志希 イラスト:キリシマソウ
  • 魔法書の姫は恋をする はじまりのキス 薙野ゆいら イラスト:もぎたて林檎


ティアラ文庫 2日

  • 鳥籠ワルツ 嘘つきな花嫁の秘めごと 仁賀奈 イラスト:周防佑未
  • プリンセス・リング 磔塔の逢瀬 柚原テイル イラスト:DUO BRAND.
  • ローズ・トリニティ 犬飼のの イラスト:Ciel


HJ文庫 6日


講談社BOX 6日


このライトノベルがすごい!文庫 9日


星海社文庫 10日


電撃文庫 10日


電撃ゲーム文庫 10日


ハヤカワ文庫JA 10日 25日


スマッシュ文庫 11日


GA文庫 14日


ガガガ文庫 18日


朝日ノベルズ


一迅社文庫 20日


一迅社文庫アイリス 20日


富士見ファンタジア文庫 20日


■富士見ドラゴンブック 20日


スマッシュ文庫 25日

  • ロールプレイングワールド 熊谷雅人 イラスト:黒銀


C★NOVELSファンタジア 25日

  • 夢の上3 光輝晶・闇輝晶 多崎礼 イラスト:天野英
  • 登校途中の百物語 鏡ヶ原遺聞 弐ノ巻 天堂里砂 イラスト:ひだかなみ
  • 妖姫ダルシベラ グウィノール年代記2 縞田理理 イラスト:春乃壱


メディアワークス文庫 25日


MF文庫J 25日


スーパーダッシュ文庫 25日

  • パパのいうことを聞きなさい!7 松 智洋 イラスト:なかじまゆか
  • 生徒会ばーさす! 5 〜お嬢様たちのばーさす〜 番棚 葵 イラスト:宮坂みゆ
  • 生徒会長の××はまったくもってけしからん ほうそうぶ2(2) 宮沢 周 イラスト:山×2
  • ダンス・ウィズ・エリシア 死すべき王子と幼き女王 わかつきひかる イラスト:CH@R
  • 少女と移動図書館 竹雀綾人 イラスト:フジシマ


ルルル文庫 26日

  • 桜嵐恋絵巻 〜夢咲くころ〜 深山くのえ イラスト:藤間麗
  • 聖グリセルダ学院の祭典 鮎川はぎの イラスト:凪かすみ
  • プリンセスハーツ 〜たとえ遠く離れていてもの巻〜 高殿円 イラスト:明咲トウル
  • 鋼鉄の都市と十三月の旅人 ダイヤモンド・スカイ 本宮ことは イラスト:伊藤明十


ファミ通文庫 30日


幻狼ファンタジアノベルス 31日

  • 半魂香 --まどろみの巫女と<守護者>-- 下 響野夏菜 イラスト:山下ナナオ
  • 眠る竪琴 --レンテンローズ 太田忠司 イラスト:toi8