ライトノベルアワード2007

■公式 ライトノベルアワード2007


ライトノベル限定で出版社側からこんな企画が出たのは恐らく初なので面白いとは思う。
が、純粋な投票というよりは多分に販促要素(出版社の思惑?)が見受けられるのがなんとも。
角川グループだけ、ってのはまぁ仕方ないとして。


・商品はNO.1作品に投票した人のみ抽選権利(A賞)
よって2位以下に投票した人は無視。なので実際読んでみて個人的に一番好きな作品ではなく、ほどほどに好きだけど全体的に人気のあるであろう作品に投票する人もいるであろうことが予想される。B賞は全員対象なので無視。公式を見てもよくわからないのが、各部門ごとに30名なのか何でもいいからNO.1作品に投票した人から30名なのかが微妙。まぁ複数投票の場合は散らした方が有利ではある。


・全員プレゼントには4社の投票券が必要
条件は別にこれで至極真っ当な気もするがw 部数は電撃が圧倒的なので、キャンペーンを利用して他レーベルにシナジー効果をあげる腹積もりか。投票券1枚あればどの作品にも投票できるので(当たり前だけど)一つのレーベルに売り上げが集中するのを防ぐ意味合いも?あと抽選形式がどうであれ、散らして投票した方が有利な観点からも5部門ということで4社4枚で各部門ごとに投票するのは有効という理由も。


・ノミネート作品が少ないよor微妙だよ
超有名所を外した方が結果が面白いのは同意。しかし仮にもアワードと強気な態度を取るなら(角川グループだけだし)もっとノミネート作品を増やした方がいいのではないか。枠を取っ払って増やすとやっぱり電撃が増えそうだからそれは開催側の趣旨的にまずいのか。選ばれた作品は各レーベルよく選んでいるとは思うけど…苦しいのもあるにはある。玄人さんは本命作品は大体読んでしまっているとは思うので、幅を持たせる為にもそういうのもあった方がいいとは思う。多分キャンペーンが始まったらノミネートされたシリーズの新刊含め全部に帯がつくとは思うのだけど…1巻限定とかだったら出版社側マジ外道。


全体的に次のブームになる作品を探したいという出版社側の意図が見え隠れ。有力なのは大体わかるけど、実際に大多数が注目している作品というのを選別するためのキャンペーン。そうなると予想も含めて各ジャンルN0.1作品に投票を集中させたがる理由も納得できる気がしなくもなく。同じジャンルばっかりあっても仕方ないし、あんまりマニアックなのが色々展開されてもそれは幸せな結果を産むとは限らない気がする。(参考:平和の温故知新@はてな様)
でも、これはこれで面白そうだし参加しますが(´ー`)y─┛~~


投票するなら(予想含む)
ブコメ:とら
学園:階段
アクション:禁書
ミステリ:文学少女(ここはいい勝負かも)
ノベライズ:エウレカ(さっぱりさっぱり)


新規に4冊レーベルを重複しないで買うとするなら
学校の階段、マキゾエホリック、SHI-NO、アスラクライン でしょうか
アスラクライン(というか電撃)が苦しいので期間中に出た新刊もキャンペーン対象にして欲しい所