スパイダーマン3

実際に観たのは5/3ともはや1週間近く前だったりするのですが、観てきましたスパイダーマン3。普段のレイトショーは大体客席ガラガラだったりするのだけど、当日は劇場の最前列付近を除く席が全て埋まっていたりとなかなかの盛況ぶり。流石スパイディー…GWというのもあったかな。
1が全く期待してなかった割にはかなり面白く、2はあらゆる面で1のデキを超えていたので3にも期待は高まるばかり。だが、観る前の事前情報でイマイチという話を目にしたので過度の期待は禁物と心の片隅に置いていざ鑑賞。
2には及ばない感じはするけど結構面白かったよ!


今やニューヨークの英雄となったスパイダーマン。名誉市民にも選ばれスパイディーの中の人(ピーター)は絶好調。対照的にブロードウェイの舞台を1回で降ろされ恋人のMJはどん底気味。そんな中ピーターはMJにプロポーズをするが、ささいなすれ違いからプロポーズは失敗してしまう。時を同じくして叔父殺しの真犯人が発覚、その上脱獄。相も変わらずピーターを親の仇として付け狙うハリー。さらに、そんな中宇宙から飛来する謎の黒い生命体。前途多難なピーターの行く末は?


シーン的には良い場面は多いのだけど、全体の流れでみるとちぐはぐしてる印象。まずサンドマン関連。叔父殺しの真犯人が発覚したよ!今までのは間違いでした!そりゃピーターじゃなくても「えー」ってなります。しかもEDであっさりとあんなことになってるし…そりゃ、当人にも理由があったのはわかるし根っからの悪人でもないとはいえ、複線も何も無しに事故でした!って。分解されなかったロケットは…まぁいいか。他にも重大な秘密を今になって突然話し出す執事とか、お前はその場面を見ていたのか、何故今まで黙っていたのかと小一時間問い詰めたい
そしてブラックスパイダーマン(と、黒ピーター)。黒スパイディーは正直微妙。パワーアップはしているらしいが実際どれほど以前と比べて強化されてるのかがわかりにくい上、夜間や暗い場所での戦闘が多かったので逆に今ひとつ見栄えがしなかった。黒ピーターは違う意味で面白かったw 街中でリズムをとって歩いて道行く人に怪しい目で見られたり、バーでダンスを披露したりと別人っぷりが凄くトビー・マグワイアの熱演っぷりはある意味必見。
…色々と不満点はある物の、ラスト近辺のこれだけは手放しで褒めたい。ハリー(グリーンゴブリンJr)とピーター(スパイダーマン)の共闘!なんかこのシーンのためだけの3って気もしますよ。サンドマンと○○○○が手を組み、窮地に陥るスパイディー。MJの助けにも間に合わずもう駄目かと思ったその瞬間…ハリー登場!かつては親友で今は敵同士だった二人が手を組み強大な敵に立ち向かうって熱すぎますわぁぁぁぁぁ。市民を助けるだけでなく、こういった展開もヒーロー物の王道だと思った次第。
あと、2までにはいた街の中で「スパイディ〜スパイディ〜」と歌ってたバイオリンおばさんはどこにいってしまったのであろうか(と、指摘がw)。

EDでは主だった登場人物の関係にも決着がついて、とりあえずシリーズ完結らしい(トビーの出演契約は3まで)が、「俺たちの戦いはこれからだ…」な雰囲気もあり続編も無理ではなさげ。ソニーピクチャーズは6まで作りたいらしいし今後はどうなることやら。