2007-03-08から1日間の記事一覧

「EDGE」

この文庫がすごい!2006で目に付いたので購入。 押絵が無いのもあってか普通の講談社文庫と大差ない感触でびっくり。 プロファイリングに絡めた主人公、相棒、犯人の三角関係的関係描写もなかなか上手く絡めている。 一般としても十分通用するなぁ。 …と思い…

「スプライトシュピーゲル」

近未来のウィーン、文化保全国に指定され、ありとあらゆる言語、文明、宗教が飛び交う最中、人種、宗教的な理由によりテロ活動が活発化していた。 機械化された四肢を持ち 最新の官給品として 敵を貫く弾丸 これは天に唾をしながら未来を嘲り、日々を生きる…

「僕僕先生」

中国の唐代で、金持ちのぼんぼんが父親の趣味から本物の仙人「僕僕」(黒髪ツンデレ)と知り合い旅の中成長して真っ当な人間になっていくというお話。ぼんぼんといっても、性格は悪くなく純粋で、働かなくても十分に生きていける下地があるのならこんな風に物事の…

「クジラのソラ2」

SF美少女スポ魂もの。 って書くと微妙ですね(´・ω・`) 「琥珀の心臓」に引き続き著者2作目だが、きっちりとした世界設定やメインの人物描写等良く描けていて、続きが気になるお話になっている。 「ゲーム」中の戦略描写等は正直技量不足な気もするが、実際にメ…

「キャメロットの鷹―アーサー王宮廷物語〈1〉」

エクスカリバー 魔法使いマーリン サー・ランスロット 湖の貴婦人 等々言葉自体は良く見かけたり、事の顛末くらいは一般的にも知られているものの改めて聞かれると細部まではよくわからないアーサー王物語がよくわかる。実際は近親相姦やら勢力争いやらで結…

「とある魔術の禁書目録(インデックス)12」

今回はバトル無し(多分)でコメディ中心に。 相も変わらずフラグを立てまくる上条。 今回その毒牙は御坂妹と「打ち止め」にまで… そんな貴方が出会いが欲しいなんてくぁwせdrftgyふじこlp一瞬で美味しいところを掻っ攫っていく神裂ねーちんに生足濡…

「ぼくと魔女式アポカリプス 2」

いい感じに狂っていて面白いですYO ってだけなのもアレなので。 西尾○新で聖○戦争で面白くないわけがあろうか、いやr どっかで見たような言い回しは私は好きだけど、人によっては受け付けないのではなかろうか。熟練度も足りない感じ。好きですが。 結末とい…

「煉獄のエスクードARCHIVES―だけど綺麗なものは天国には行けない」

短編集。 全体的にレイニーさんが美味しいとこどり。どの話も短い中できっちりオチまでつけているので面白いが特に「本日快晴」が出色のデキ。 短編でハードボイルド風味で小粋な描写も交えつつ独語感も良し。 貴子潤一郎はやっぱ短編強いわ。 敵の描写がス…

「“文学少女”と繋がれた愚者」

有名文学作品を題材にしたミステリ風味の物語。今回は「友情」でした。 作中劇で「友情」が題目に。 そのままじゃん。 とか思ってたら、微妙にアレンジが加わって「友情」ならではの三角関係が発足。 前作ほど原作に引きずられてはいないので今回は原作読ま…

「友情」

男2女1の三角関係で友情と愛情のどちらを取るかというお話。 杉子にあそこまで拒絶されたのだから大宮に非は無いと思うのだがどうか。つーか最後の文面とか杉子はっちゃけ過ぎー。友情posted with amazlet on 07.03.10武者小路 実篤 岩波書店 (2003/03)売り…

「魍魎の匣」

夏頃買っておいて積んでたのを正月休みに一気読み。2作目にして1000ページ越え。 正直長い、長いんだがラストに持っていくのに全てが必要と思え削れる場所が思いつかないのが凄い(京極の薀蓄は…まぁ)。 これだけ長い物語でミステリとして全体の構成を破綻さ…

「灼眼のシャナ13」

・子供の作り方を教えて ・頂の座、出陣 ・押絵、サービス過剰今回は以上の3本でお送りしましたーもとい、前巻ラストの解決編と学生達の心情変化についてのお話。よって大きな進展は無し。 流れとしてはクライマックスに近づいてる感もあるので次以降どうな…

「とある魔術の禁書目録(インデックス)11」

全ての超常現象を打ち消す「幻想殺し」を持つ主人公上条が手当たり次第にフラグを立てまk(r熱くて臭くてハッタリが効いた展開が好きなら是非。 今回もロシア正教20億に喧嘩売ったりして熱いぜ。 あまり関係は無いがスパロボの主人公機乗り換えの話が好きなら…

「赤城山卓球場に歌声は響く」

ライトノベルらしい作品。 終わり方もきっちりして過不足は無いが… 巫女+卓球とか突拍子も無い設定を使ってて「それを使う理由」がわからないまま淡々と終わるのが微妙。大学時代に馬鹿やってたのが楽しいのは全面的に同意。 …あー続きあるのか赤城山卓球場…

「コレステロールに薬はいらない!」

高脂血症ガイドラインの基準値が低すぎる。 ある程度コレステロールはあった方が結果的に健康である。 下げなくてもいいコレステロールを下げるために無駄な薬の服用がされている。 言いたいことはもっとも。 読み終えてコレステロールの数値目標はある程度…

「七つの黒い夢」

黒くないし怖く(一部を除く)ないw個人的には桜坂洋が好きだが、この中では最もこの本に相応しくない気がする。 志麻子さんは一番「らしい」。すぐ読めるので好きな作家さんが複数いたら良いのでは。七つの黒い夢posted with amazlet on 07.03.10乙一 恩田 陸…

『「天使」と「悪魔」がよくわかる本 ミカエル、ルシファーからティアマト、毘沙門天まで』

西洋と東洋の天使と悪魔について個々に解説。 有名所は詳しいが、マイナーなのは解説も少なかったりする。ザッと見て概要を知るのには便利かと思う。個人的には東洋の天使類の相関図辺りが興味深かった。女神転生とか好きな人にはお勧め。「天使」と「悪魔」…

「マリア様がみてる (大きな扉小さな鍵)」

祐巳視点が今回ほとんど無かったが、それとは対照的に久々に本筋が進んだ感じ。 志摩子さんや可南子の「問題」が今まで想像してたのより軽かった(?)ことを考えれば瞳子の問題はかなり重大っぽい。終盤で瞳子が祐巳に対して致命的な発言をしてしまったため今…

「銀盤カレイドスコープ vol.9」

7,8,9と一気に読了。 7はともかく8,9は続けて読むべき。 最優先事項。 8,終盤で五輪も終わりに近づき、9どうするのかなぁと思っていたらよりによってあんな事に… 9巻は直前まで中身見ない方が良いです。 結末はお約束な感もあるものの相変わらず燃える展開で…

「銀盤カレイドスコープ vol.6」

「銀盤において、タズサが主人公なのは1,2巻のみでそれ以降はフィギュア界における群像劇である」という文章をどこかで見かけた。 そして6巻ではついにタズサ視点が無しに。 では本編とは関係ないかというとそんなことは無い。今までタズサと深く関わってき…

「やみなべの陰謀」

あとがきを見て元電撃文庫と知り、「そら外すわ」と思った。挿絵とか表紙で雰囲気は変わるだろうが電撃として出すには違和感が。ハヤカワJAの方が対象には合っているんじゃなかろうか。内容的には4+1の短編で語り口が軽妙なこともありすっきり読める。ただ下…

「レジンキャストミルク5」

電撃の黒い太陽こと藤原祐の放つ、ほのぼの×欝なお話の第5弾。 3〜4辺りの欝っぷりが凄かったので今回最初の方は「失速?」とも思えたが然に非ず。後半の怒涛の展開は欝とかダークではない気がするが凄かった。燃え。加えて語呂のいい台詞も独特なルビも好き…

「”文学少女”と飢え渇く幽霊」

有名文学作品を題材にしたミステリ風味の物語。今回は「嵐が丘」でした。 事前に読まなくても粗筋程度は出てくるけど、最初から知ってかかった方が人間関係を邪推できて面白いとは思う。 むしろ知ってた方がサプライズがw今回は遠野先輩の説得も若干効果あ…

「嵐が丘」

題名は有名ですが、そんなに読んでる人はいないような気もする、そんな本です。 (やはり作品を楽しむには先に元ネタをしっておくべきであろうと。 …人間失格もまともに読みきってなかったし)内容はといいますと謎の男ヒースクリフの生涯にわたる愛憎と復習の物…

引越し

mixiがあんまりクローズドな使い方だったのと、日記 まぁあんまりやることは変わりませんことよ