感想

「疾走れ、撃て!2」

信頼できる上司→年上のお姉さん→しかもロリ→魔導士官と杖→パートナー→心身ともに (……まずい!) あらすじ魔導士官・柴神虎紅が率いる小隊に配属された田神理宇や華社ミヅキたち。なし崩し的に突入した最初の実戦をクリアしたものの、日常に戻れば普通の学生兵…

「這いよれ!ニャル子さん」

「明日はパン食にしましょう。BLTサンドを作ってきますよ。B・L・T!B・L・T!」 「何の頭文字だ言ってみろ」 「ビヤーキー・ロイガー・ツァトゥグァです」 あらすじ深夜。コンビニに買い物に行った八坂真尋は帰路の途中で得体の知れない「何か」に追われて…

「曲矢さんのエア彼氏 木村くんのエア彼女」

『小学校で嫌々バスケやってた程度の野郎に、負けるわけにはいかないんだ』 『これくらい、右脚一本で充分なんだよ!』 「あ、俺だっ」 「あ、じゃなくない?何もない空間に向かって何カッコつけて台詞吐いてんの?」 「あのざわめきは……そうか……失笑だった…

「迷宮街クロニクル2 散る花の残すもの」

「ああ、もちろんいいですよ。お守りすると口だけで言うのは」 「口だけ?」 「ええ。私たちは実際には何が起きても手を出しません。探索のメリットになる人なら手厚く守りますが、取材では……。地下のすぐそこで亡くなられても遺体を持ち帰ることもしません…

「命じて!服従フロイライン」

「あんたなんか幸せになっちゃえばいいのよ!!」 あらすじ喫茶店「クリンゲル」の看板娘・玖鈴梅花と科学オタクの荒城健児は家が隣どうしの幼馴染。これまで健児に対して突っ慳貪に接してきた梅花だったが、球技大会で大活躍した健児がクラスの女生徒にチヤ…

「どろぼうの名人サイドストーリー いたいけな主人」

「私も、ときどき想像します。テロに遭って、自分は無傷なのに、陛下は致命傷を負われて余命いくばくもない、という場合のことを」 「きっと、どうしようもなくつらくて、悲しいだろうと思います。でも、そういうつらい悲しいことを想像すると、気持ちよくな…

「君の嘘、伝説の君」

いたい。 言われるのも痛いが、言い返すのも同じくらい痛い。 決意はしてみたがちょっと泣きたい。 ちな、と舌に音を載せてみると、口の中が恐ろしく甘酸っぱくなった。 だがどこかで、悪くない味だという気もする。 智奈と呼ばれて、神鳥の指先がわずかにヒ…

「電撃学園RPG文庫」

「とにかくライトノベルが学校を舞台にすることが多いのは、その学校という"箱"をぶっ壊すため、だと思うんだ。自分たちを縛っていたものや、自分たちを守ってくれていたものは、実はたった一人の女の子(ヒロイン)との遭遇で簡単に壊れちゃうくらいの幻想で、そ…

「あまがみエメンタール」

「橘地さんったら、よっぽどあなたの胸にご執心なのね。それとも、あなたが噛ませているのかしら?」 「いや……いわないで……」 「んっ……宝生さんっ……まだなの………?」 「まだよ。次は俯せになってちょうだい。背中とお尻を見たいわ」 「えっ?」 「噛まれたこ…

「アルトネリコ2 世界に響く少女たちの創造詩」

「バカ、バカバカ!」 「あんた、本当に最後まで大バカね。何今更になって心閉じてるのよ!」 「で、でも、やっぱり怖いのよ……」 「いいこと?あんたほど純粋な心を持った大陸バカ、他にはいないの!あなたは、絶対メタファリカを成功させられる」 「ううん…

「C3-シーキューブ-6」

「私は人のように在りたい。許されないかもしれないが、憎まれて当然の私だが、それでも思っている。そして、人のように、というのは私自身の存在に関してだけではない。人は周りの奴らと繋がってこその人で、その強さを持ってこその人で、つまり――私も、人…

「デュラララ!!×5」

【君はあれだね。悪人よりではあるけど、完全な悪人じゃない。でも善人らしさは欠片もない。こう、なんだ、君を一言で表すと―――― 『反吐が出る』って感じかな。褒め言葉だよ?】 臨也評適切過ぎます あらすじ4月の一過性の騒動も落ち着き今はGW。 連休で沸き…

「アカイロ/ロマンス3 薄闇さやかに、箱庭の」

「どういうつもり?」 「どうもこうも。英の言った通り、偶然ですよ」 「誤魔化さないで」 「くだらない冗談に付き合う趣味はないわ」 「まったく……昼間と別人ですね」 「…………えっくん」 ぼそり、と呟いてみた。 「……っ!」 攻撃命中。 あらすじある学校帰り…

「リビングデッド・ファスナー・ロック」

「わたしはね、葉桜っていうの」 「葉桜?それって、花が散った後の桜のことだろ?お前の親、何考えてんだ?」 「えっ……そうなの?」 「おいおい、そんなことも知らなかったのか」 「でもまあ……」 「次の春が来れば、ちゃんと咲く。だから安心しろって」 あ…

「とある飛空士への恋歌」

「ありがと、お父さん」 「…………」 「絶対、帰るから。空の果てを見つけて。立派な飛空士になって」 「……おう」 あらすじバレステロス皇国の第一皇子「だった」少年カール・ラ・イール。彼は幼い頃、「風呼びの少女」ニナ・ヴィエントを旗印とした革命によっ…

「HURTLESS/HURTFUL」

「秘密にしておきたかったのに」 「あのときの気持ち……きれいだと思った気持ちがとても好きだったのに」 「でも言いたいの。いま言って、玲夫くんまで傷つけたいの――いい?」 あらすじ街中玲夫、16歳高校生。彼とその家族は今やちょっとした有名人になってし…

「天になき星々の群れ-フリーダの世界」

「君は、眼鏡をかけていると、やさしい顔になるんだね。アリスといると、もう一段、表情がやわらかくなる」 「……バカバカしいわ。私は、あなたが見たとおりの幽霊よ」 「だったら、君は、やさしくなったのさ」 「……やわらかくなったんじゃないわ。ただ、腐っ…

「アクセル・ワールド1-黒雪姫の帰還-」

「聞け、六王のレギオンに連なるバーストリンカーたちよ!!我が名はブラック・ロータス!!僭王の支配に抗う者だ!!」 「我と、我がレギオン《ネガ・ネビュラス》、今こそ雌伏の網より出でて偽りの平穏を破らん!!剣を取れ!!炎を掲げよ!!戦いの時――来…

「パララバ-Parallel lovers-」

「……ラメルさん、人は自分のためにしか泣けない生き物だって言葉、知ってますか?」 「ん?」 「たとえば愛する人が死んで涙を流しても、それはその人のために泣いているんじゃなくて、愛する人を失った自分が可愛そうで泣いているんだって」 「ふぅん。よく…

「ロウきゅーぶ!」

「『妹系メイド』とかグッと来ない?妹とメイドが両方そなわり最強に見えない?」 ブロンティストなのは確定的に明らか あらすじある選手に憧れて、七芝高校にバスケットボールでのスポーツ特待生として入学した長谷川昴。だが彼の高校でのバスケ部生活は早急に終…

「東京ヴァンパイア・ファイナンス」

「ぬはッ、はっ、ぬは、ぬはははははははははははははははははははッ、おまえら都市の怪物どもはぐるぐる溶けて混ざってバターになれ。 ひしめきあってぶつかりあって、もっともっと無限に殖(ふ)えろ!」 あらすじ破格の超低金利で高額融資をする090金融>ヴ…

「雪蟷螂」

口づけは一度。 血の味だけがあざやかだった。 忘れるな、と言った。 私は忘れない。名前の代わりに、この口づけを。 こんな想いは生涯で一度きりだとアルテシアは思った。生涯で一度きりのなんだったのか、幼い彼女にはわからず、そして成長を遂げても知る…

「東京皇帝☆北条恋歌1」

「……皇帝……陛下?」 「はわっ!しまった!」 「はわ……?」 「いっ、いえっ、そのっ、なんですわ。はわ、とか言ってませんじょ?」 「じょ、て」 「ちなうんですちなうんですっ!ああ――――っ!折角、対外的に築いてきたお淑やかなイメージがあっ!!」 「お淑…

「耳刈ネルリ御入学万歳万歳万々歳」

「ワジ、彼らを足止めするのに武器は必要ない。たとえば、そうだな……女子の体操服を床に敷きつめて平泳ぎ、というのはどうだ?彼らとのトークが広がるし、何より夜の教室の光景としてもっとも自然だ」 「自然だけど変態というジレンマ。それがあなたを更なる…

「ギャルゲヱの世界よ、ようこそ!」

「……理恵。お前、なんか、変わったな」 「当たり前だよ。女の子だって、変わっていくんだから」 「理恵。俺はまだ、お前の主人公か?」 「もちろん!」 「でも、ここから動けないようだと、脇役になっちゃうかもよ?」 あらすじ 『あなたの世界を変えてみま…

「どろぼうの名人」

「初雪さんはっ!」 「ママの――母の妹なんですね?じゃあ、これからは、『おばさま』ってお呼びします」 「そういうときはまず、『お呼びしてもよろしいですか?』ってきくの」 「お呼びします」 「よーく聞いて。『お呼びしてもよろしいですか?』。わかっ…

「戦乱学園! 合戦の第一法則・弱い武将はよく攻める」

「私は単に『孫子』の言葉を考えてみてるだけ。という意味の言葉があるんだけども、という意味の言葉も書いてあるの。深淵でしょう?」 あらすじ晴嵐学園は週末に戦争がある。 戦国時代の国を模した地形、城の変わりの学生寮、そして己の役割に誇りをもって…

「これはゾンビですか?1 はい、魔装少女です」

「秘剣、鶴の恩返し。というのはどうでしょうか?」 「やめたほうがいいと思う」 「そうですか」 「でしたら、エーテルちゃぶ台返し、はいかがでしょう?」 「えー。パクっていい剣技とダメな剣技がある。それは後者だ」 「もう、みんな忘れてるでしょう?元…

「Guns for Nosferatus1 此よりは荒野」

「あなたはね、アラン。リーズが……ううん、街の人たちや、市長や、あなたの叔父さんだってやっぱり、人間らしい人だってことを、きっと理解する日がくるわ。けど、それはあなたが思ってるほどひどいことでも、薄汚いことでもないのよ」 「そしていつか、それ…

「付喪堂骨董店5-“不思議”取り扱います」

「刻也、あなたは優しい。 ―でも傲慢だわ」 あらすじ『アンティーク』といっても年代物の骨董品や、古美術品ではない。ここでは幸運を呼ぶ石、未来の姿が映る鏡のような不思議な力が宿った器物を指す。『付喪堂骨董店〜FAKE〜』はそんな『アンティーク』の"…